食中毒起菌と防災

ブログにコメントがあって、久しぶりにこのブログの存在を思い出しました><
防災週間ということで、あちこちで防災訓練があったりしていますね。今日はその関係の記事でもかこうと思います。

うちのお店では何故かアルファ米やらの保存食類も扱っていますが、私的な備蓄を兼ねてたり、何かの大規模災害があったときにそのまま送れたりするので便利だったりするなど、商売というよりは、個人的な実益を兼ねています。調達価格も抑えられるしね。
まさに「売るほどある!」状態、自治体や地域の備蓄率は全国どこもおどろくほど低いところがあるので、個人の備蓄は大切だなと思う次第であります。災害列島ですし。

で、なんだかんだ地区の防災委員とかをなんだかよくわからないうちにやらされているのですが、先日ハイゼックス炊飯袋という面白いアイテムを知る機会があり、これは面白なと思ったのでご紹介します。

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まあ、何かというと袋です。高密度ポリエチレンというもので、薬品の保管などにも用いられる程度に酸やアルカリに強かったり120度で熱しても変性しないなどの特徴があります。
これをつかって、お米を炊こうっていう魂胆ですね。ほぉ、アイディアですな。

災害時には水が重要になるわけですが、袋に水をいれて生米を入れて炊くことで、必要最低限の衛生水だけでお米が炊くことができるわけですね。ハンゴウスイサンのように、炊きあがった後の食器洗いも不要です。またアルファ米だと、備蓄してある分だけしか食べることができないまさに緊急用ですが、炊飯袋は、家庭にある生米を利用することができるので、保存食備蓄がない家庭でも普段用の食材を緊急時備蓄品にかえることができるのです。

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ざざーっと生米をいれて

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水をいれて、口を輪ゴムでしっかりしばります。

 

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そのまま鍋で茹でれば、お米が炊きあがり!っと。茹でる側の水はお風呂の残り水などなんでもいいわけですね。茹で水を再利用することもできます。なんだかんだアルファ米お値段結構するからどの家庭でも備蓄するってのは厳しいので、こういうアイテムおもしろいなと。

 

で、個人的にはこの袋のもうひとつの役割に注目したいんです。

みなさん保存食品などのレトルトパックってどうやってつくるかご存知ですか?

密閉した容器で120℃で4分程度加熱することで作られます。この程度まで加熱すると、ほぼすべての食中毒菌が死ぬから長期保存が可能になるんですね。
お米を炊くのには100℃で30分炊きますが、これを密閉容器でおこなった場合どうなるのか。わかりやすいように調べてみました。

2015-11-02 18_55_59-www.hagurachaya.com_open_dl_foodpoisoning.pdf
www.hagurachaya.com/open_dl/foodpoisoning.pdf

ボツリヌス菌、セレウス菌、ウェルシュ菌のような特殊な食中毒菌は100℃程度の加熱では殺すことができません。
お米類の調理の場合、黄色ブドウ球菌、セレウス菌が食中毒の原因菌になりえますが、最も多い黄色ブドウ球菌は加熱で完全に死滅しますので、握り飯から多発するような食中毒は排除できます。
セレウス菌は熱で殺すことはできませんが、増殖するのが28~25℃と生物の体内温度でのみなので、温蔵か冷蔵してやることでこれらの食中毒を回避することができます。

袋に入っているので、停電などで冷蔵庫がつかえなくても温蔵もしやすいですよね。密閉したまま加熱というプロセスで多くの食中毒の危険から開放されるのはなかなか革命的だなぁと思う次第でありました。

 

2気圧まで加圧すれば120℃まであげることができるんですが、、袋のスペック上は大丈夫なんですがまだ実験していません。そのうちやりたいな。

 

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