外食の商品掲示とネギトロの原材料に並ぶ豚

何故ネギトロの原材料にブタがいるのか?
先日某生協の通販で取り寄せた冷凍のねぎまは、マグロの形状をなしておらずペースト状であった。はて?と思い裏を返すと、マグロ(キハダやらなにやら)と書かれたのちに、菜種油と豚油の記載があった。

 

阪急阪神ホテルズ系列のレストランでメニューと異なる食材が使われていた問題
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131025-00000108-san-soci
ザ・リッツ・カールトン大阪も、メニューと違う食材使用
www.asahi.com/articles/OSK201310250025.html?ref=com_top6_1st

 

外食で商品掲示における問題がでているようだ。この一連の流れにはなにか別の意図を感じるのだが、それはまあ後回しにすることにして、外食と商品掲示法における表示について話してみたいと思う。

 
車海老を注文してブラックタイガーが届けられたら何かの間違いじゃないかと、すぐに問題になる。だが、車海老と書かれたメニューでブラックタイガーが調理されてでてきてもなかなか問題は発覚しにくいし、

「今日は車海老が手にはいらなかったんでブラックタイガーになってしまいました」

といわれれば、まぁ、あぁ、そうなのか、しかたないなとも思う。
スーパーなどで販売される商品については商品掲示法をはじめとする微に入り細に入った法律が制定されていて、内容が違うものを販売することは困難になっている。さきにあげたネギトロが油が添加されたことだと知ることができるのも、商品の原材料における記載があるからだ。原材料の掲示があり偽装でない。そういう意味ではまだ良心的なのだ。

 
他方、外食のほうは緩い。緩いというよりは実行力がない。
回転すしででてくる大トロがマグロではなく赤マンボウの大トロだったり、上ロースでてくるのがただのロースでロースと書かれているのがモモ肉や肩肉だったりしても、気が付けない。いや、そもそも慣習としてそういうものになってしまっている。

牛のもも肉や肩肉という部位を焼肉屋でみたことがあるだろうか?上ロース、上カルビ、大トロ、はたして、それらを商品掲示にうるさい販売店で購入することはできるだろうか?

 

一時期サーモンにマヨネーズのような油を注入し加工したものが外食で流行った。とてもよく油ののったサーモンのできあがりである。ソーセージ工場の出荷量は入荷した肉の量よりも増粘剤の分多くなる。食品には様々な”営業努力”がされていることを我々は原材料表記などを通してしることができる。
しかし、外食は?

 

 

米トレーサビリティ法というものがある。おこめに関する法律だ。
外食産業者はお米の産地をメニューや店内に掲示して消費者に伝達しなければならないという義務がある。罰則もある。平成23年7月施行されているが、お米の原産地が記載されているメニューを見たことはあるだろうか?

米トレーサビリティ法の概要
www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/kome_toresa/
www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/beikoku/pdf/pamp_gaisyoku.pdf

家庭でさえ、今食べているお米がどこ県産かまで把握していれば「食に関心のある人という」属性になるだろう。お米はともかく、料理の材料につかったものの原産地の説明を含めた詳細な説明は無理であるとおもう。
メニューの更新を個人商店のお店がどの程度の頻度でやっているのかというのと、そこに料理ごとに原産地を書き込めというのは立法府さん、そりゃ御無体なお話しだ。
毎回同じものを仕入れて安定した値段で提供しろというのは、購買力のある大手にしかできないことだ。
詳細な商品の管理をすれば、販売管理費を押し上げる。
お魚やお肉や野菜などの生鮮食料品屋さんは、これらの販売管理費の増大にやられたといってもいい。原材料を把握して、産地を把握してその情報を伝達するためにはそれなりの裏方が必要だ。それらの販売管理費をまかなうにはそれなりの販売ボリュームが必要だ。街の個人の生鮮食料品販売店や飲食店では管理しきれるわけがない。だから販売管理費の増大により淘汰される。 だが、しかしこれらの零細には同時に偽装をするメリットもないはずなのだ。

納入業者は専属ではないし、そんなことをすれば同業種にあっという間に悪事がばれてしまう。もとより商店街のような40歳、50歳になってもガキの頃から呼ばれてるという理由で〜〜ちゃんとか呼ばれる世界に、あくどい商売は継続できない。
逆に大手は偽装をすることによる発生するスケールメリットがある。国内の工場で最終加工をすることで生産地表示義務を逃れたり、専従の納入業者を握っていればそれが外にもれる可能性も低い。今回もそうだが、何かあったら納入業者のせいにもできる。
安くていいものを提供する営業努力と、本当は安いものをこれは高くてよいものだと喧伝して提供するのは倫理的な面でまるで違うことであると思う。だが後者が増えれば悪貨は良貨を駆逐するがごとく、ロースは上ロースになるし、本マグロは市場からどころか海からも消えることになってしまうだろう。心配だね。

 

 

www.j-cast.com/tv/2013/10/23186902.html

会社側が試算した客に与えた損害額は7万8775人に対し1億1000万円になる。レシートがなくても返金に応じるそうだ。

 

で、冒頭の偽装事件に戻る。偽装にしては奇妙だ。なんだか不思議な流れだ。

裏があるんじゃないかと深読みしたくなる。

粉飾を飛ばすために、わざと食品偽装を発覚させて会計上の特別損失を計上したいだけなんじゃないかとか、青い銀行の問題のあおりでそれ系のひとたちにお金を融通するために間口あけたのかなとか、余計な空想がふくらむ本件でありました。
不合理だよねー??  納入業者のせいにしようとして反撃くらったとかかな?

以上、散文でありました!

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